Rich Philippines, Poor Japan

国際結婚を通していろいろと興味深いこと、面白いこと、文化の違い、考え方の違い、感情表現の違い、環境の違いなど様々なトピックを話し合ってきたので国際結婚されている方、これからされる方、したい方、そういった方々と経験や情報をシェア出来たらなと思います。

幸せな結婚生活とは?疲れてるだろうから休んでね♪はダメ!?外国人の考え

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This article is also available in English→What is a Happy Marriage? 『Rest well, you must be tired』is wrong!? Foreigners' think

前回の記事ではなぜ多くの日本人カップルが年数が経つと"Dead relationship"になっていってしまうのかを解明した。

もちろん"Happy relationship"なのであれば問題ない。

 

今回は3つあったプロセスの1つ1つを実体験をふまえてシェアしていきたいと思う。

俺や、日本人と付き合ったことのある外国人の友人達から聞いた"生きた問題"なので参考になると思う。

それと同時にTHE日本人の考えだった俺がどうクリスチャンスタイルに変わっていったのかもシェアしたいと思う。

 


1,相手のことを気遣う文化が逆に距離を取りすぎて

 "気遣う=全く干渉しない"になってしまっている

俺のフィリピン人の友達Leoは日本が好きで、もう9年ぐらい住んでいる。

彼はアメリカやイギリス、韓国にも仕事で住んでいた経験があり、ヨーロッパやその他多くの国も旅行している。

それでもこれから住み続けるのは日本だと言い切っている。

何故かと言うと、『日本人は他人の生活に干渉して来ず、1人の時間を過ごしたい僕にはピッタリだから、未だに隣人の顔も見たことないよ笑』と言っていた。

 

日本人の文化なのか思想なのか"黙っていても伝わる関係が良し"とされているのは否めない。

"人の邪魔をしてはいけません"

"聞くな!見て学べ!"

"漢は背中で語るんだ"

"阿吽の呼吸"

"ググれカス"

"KY(空気読めない)"等、

パッと頭に浮かんだのを書いてみたが、なんだか気軽に話しかけられない雰囲気ではないだろうか?

とりあえずよっぽどのことがない限り黙っておいた方が無難ではないだろうか?

 

恐らくこれがカップル(夫婦)間にも当てはまるんではないかと思った。

 

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Bebeの友達のRenはアメリカ人の女性である。

彼女は日本が好きで日本語も通訳が出来るぐらいしゃべれ、日本人の彼氏もいる。

ある日彼女がBebeに日本人の彼氏のことで相談に来た。

『私の彼氏は全然会いたがらない。仕事の後に会う約束してたのに私の仕事が遅くなっちゃって、遅くなるって連絡したら今度にしようって』

その彼氏からしたら彼女は仕事で疲れているだろうと"気遣って"

『今度にしよう。今日は疲れているだろうから休んでね』と提案したそうなのだが、(疲れてるけど、その私が会いたいって言ってるんじゃん!本当は面倒くさくて会いたくないだけなんじゃないの?)と彼女は全く理解が出来なかったようだ。

そこで日本人の俺の意見が聞きたいということで聞いてきたので上記のような考え方があるから普通だよと教えてあげた。

 

もしこれが日本人であれば

(会いたかったから残念だけど私のこと気遣ってくれてるんだな、優しい人だな)

と思ってくれるかもしれないが外国人相手だとそうは問屋が卸さないのである。

 

Bebeもそうだった。

上記のようなこともあったが、違うところで言うと

"電話もメールもして来ないのは私のこと愛してないから事件"である。

そのままの意味なんだが、来日当初、毎週末会って話をしていた俺は平日のなんの変哲もない日に特に話すことなどなく、『おはよう』や『おやすみ』ぐらいしかメールしてなかったのだ。

もう1つはフィリピンにいる家族や友人となるべく話せるようにと、慣れない日本での生活で疲れているだろうからという"気遣い"から、あまり俺からは連絡しないようにしていたのだ。

そんな俺の思惑とは裏腹にBebeは

(全然連絡して来ない…私のことなんてどうでもいいんだ…私が何してようが誰といようがどんな1日だったかなんてどうでもいいんだヽ(`Д´)ノプンプン)

と怒りに震えていたのである((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

ある日怒りが爆発したBebeはその不満をぶつけてきた。

『どーして電話もメールもしてコナイノ!?』

俺が理由を説明したらBebeも本当の気持ちを言ってくれた。

『本当はもっと電話もしたいしメールもしてホシイ。だけど忙しそうだからイエナカタ(;_:)』

 

…実はBebeは日本の料理や俺が何をしているのか、仕事がどうだったかなど、もっと知りたかったのだ。それと同時に"連絡される=興味を持たれている"という考えなので、なんの連絡もないことに不安を感じていたらしい。

それを知ってからは徐々に電話やメールをするようになり、だんだんと改善していった。

 

こういった、人それぞれの"Need"は"Love laungage"によるものなので異なる。

パートナーの"Need"を満たすように心掛けていれば不満は無くなっていくはずだ。

 "Love laungage"については絶対知っておいたほうが良いのでまたの機会に書きたいと思う。

 

 

最後に、結局何が言いたかったのかと言うと"気遣い"と一言に言っても

"干渉しない気遣い"と"干渉する気遣い"があると思う。

どちらもほどほどが良いのだが日本人はあまりに前者に偏りすぎているように感じる。

ちなみにBebeの田舎では断然後者である。

そのためプライバシーなど無いに等しく、ズカズカと人のテリトリー(領域)に入って来られるとイラッとストレスも溜まるので、やはりほどほどが一番良い。