幸せな結婚生活とは?男と女で必要なものが違う!?
俺もBebeも国際結婚をしているとたまにこう聞かれる。
『国際結婚って大変なんじゃない?』
確かに大変ではある。
なぜかと言うと文化が違うし、育ってきた環境(特に学校とかの教育関係)も全然違う。
フィリピンでは前にグイグイ出て活躍する人が素晴らしいとされるが、日本では謙遜や影の努力みたいのが美徳とされる。
それ以外にも食べ物だったり、義理の両親や親族が外国人だったり、実家に帰るにもパスポートが必要だったり、炊飯器や洗濯機や書類関係の翻訳もしなければならない。
しかし、かと言って日本人同士なら上手くいくのかと言うと全くそんなことはない。
俺が感じるに、むしろ日本人同士だからこそ言葉尻や仕草で細かいニュアンスまで受け取ってしまい、逆に疲れる気がする。
日本人と働く機会の多いBebeも言っていたが日本人は日本人の前だと日本人らしく振る舞わなければいけないと身体が勝手に反応しているんではないかと思う。
以前の記事でLove languageについて書いたが
これは国籍とか関係なく、どのカップルにも当てはまる"違い"である。
その他にも年代によって価値観が違ったりもするし、こうやって考えてみると"国籍が違う"なんていっぱいある違いの1つでしかないんだなと感じる。
俺たちの場合
国籍が違う。
Love languageが違う。
そしてもう1つ大きな"違い"として
性別が違う。
今回はこの男と女の違いについてシェアしたいと思う。
男に必要なもの
リスペクト
男はエゴ(※ココでの"エゴ"は悪い意味ではない。男が持ち合わせている本能みたいなもの)が女より強いため、人から尊敬されることを望む。
仕事では成果を出し、上司や部下に一目置かれると嬉しい。
恋愛では彼女に『さすが!凄い!』と言われたら高級バッグでも焼き肉でもおごってあげたくなってしまう。
デート中を想像してみよう。
男『洋食食べに行こうよ』
女『ヤダ!和食が良い』
男『電車で行こうか』
女『ヤダ!車が良い』
こういうのも男からすると(尊敬されてない…)と感じる。
いくら優しい男性でも心の底では"男の方が女より優位であるべき"という本能があるはずであり、キリスト教でも"最終決定は夫が下すべき"という教えがあるほどだ。
もし男が彼女から尊敬されてると感じられない場合
男のエゴが死んでしまい、エゴを復活させるために復活させてくれる女性を探し始める。
浮気や不倫、キャバクラ通いに走ってしまうのは容易に想像出来るだろう。
これも日本人の謙遜、美徳なのかわからないが人前でパートナーを侮辱するようなこと
(私の旦那本当に足臭いの!とか)は絶対止めたほうが良い。
笑いは取れるかもしれないが2人の関係性にヒビが入り、結果的に笑えなくなる。
感謝
"感謝されること"も男にとってかなり重要である。
これも強いエゴの為、 『自分は正しい』ということを具体的な"形"として感じたいのだ。
女性にプレゼントをしたり、ごはんをおごってあげたりする。
それに対して喜んで感謝してくれると
自分のしたこと=正しい→正しいことした俺って素敵、凄い!となるのだ。
こうした小さいプライドの積み重ねが自信に繋がっていくのが男という生き物なのだ…。
なので感謝してくれない女性といると男のエゴが満たされない為、これまた浮気や不倫、キャバクラ通いになってしまう。
男が『◯◯さんってかっこいい〜、すご〜い、やさし〜い、ありがと〜、頼りになる〜』なんて言われてコロッと簡単に落ちると女性陣は『男ってアホだな』と感じると思うがこういうロジックが隠されているのである。
女に必要なもの
ケア
女の場合は男のような"具体的な形"ではない。
男からすると具体的じゃないため正解がわかりづらいので一生振り回されることになる笑
例えば黙って車道側を歩いてくれる男性や、サッと重い荷物を持ってくれる男性に対して(あっ、私のこと気遣ってくれてる)と感じさせてくれることが大事である。
車道側を歩いたり、荷物を持つことが正解なのではなく、その女性のことを思って気を遣うことが正解なのだ。
なので女性の話を親身になって聞いてあげたりするのも女性からすると(あっ、この人凄い親身になって相談に乗ってくれてる)と気遣いを感じる。
結婚した後でも荷物を持ったり、洗濯物取り込むの手伝ったり、料理手伝ったり、掃除手伝ったりも気を遣える男性からしたら難しくないはずだ。
理解
ケアする(気を遣う)というのは日本人ならば意外と出来ると思う。
良い意味でも悪い意味でも人の顔色を伺えて空気を読める教育を受けているからだ。
しかしこの女性を理解するというのは学校では習わないので非常に難しい。
男と女の違いでよくあるのが
男は論理的で、女は感情的である
ということだ。
男は問題が起こったり、何か突発的なことが起こるとまず、
(なんでこんなことが起きたのだろう?)と理由を探り始める。
それに引き換え女は自分の感情にしかフォーカスが当たっていない。
例えば地震が起きたとしよう。
男はとっさに(結構大きいな震度5、6ぐらいかな?机の下に潜らないと、丈夫そうなのないかな?ガスも止めないと。貴重品も持っていかないと。どこに避難するべきだろう?家族は大丈夫かな?)と考えを巡らせる。
これが女だと
『あ!地震!!キャーー!!!!!!!』
しばらくして落ち着くと(どうやって逃げたか覚えてない。ガス止めてない。貴重品とか持ってくる余裕無かった。あっ!家族はどうしただろう!?)と正気に戻る。
俺とBebeも結婚当初はこの類のケンカが多かった。
俺は超論理的でBebeは心理学の教授から
『You are ridiculously emotional.』
(訳:あなたはありえないぐらい感情的)
とお墨付きを頂いた程の感情製造機である。
何かBebeの機嫌を損ねることが起きるとする。(俺が何かしでかしたわけではない)
それに対して感情マシンがぺぺぺッと感情を吐き出す。
中には原因がハッキリしているものもあるので俺が
『こうこうこういう理由で物事が起きた。だから次からはこういうことにならないように気をつけよう(気をつけるよ)』と提案する。
すると感情マシンは落ち着くどころか更に感情を吐き出すのだ。
この頃はよく『You don't understand me!!』と言われたものだ。
今となっては話し合いを重ね、わかるようになったのだが
女性が感情的になっているとき(地震のケースも)は何を言っても耳に入らないのである。
その為、いくら女性側が間違っていても
男性側は諭そうとしてはいけない。
実は女性側も自分が間違ったことを言っているのはわかっていたりする。
しかし"感情"という名の黒幕に操られ歯止めが効かなくなっているのだ。
自分でも間違っていることをわかっているのに、そこに追い打ちをかけるように超正論をぶち込まれると感情が感情を呼び、しばらく収まらない感情の嵐が家の中を停滞する。
正解がわかっていても正解をひけらかす必要はないのだ。
『そうか、そうか、ごめんね』と言ってその場をしのぎ、女性が落ち着いたときに
『昨日のことだけどさ…』と落ち着いて話し合えば驚くほどスムーズに問題が解決出来るだろう。
さいごに
ケンカというのは一見悪い事のように見えるが、こういった自分と相手の違いを理解する為の試練と思えば悪いことではない。むしろ最初からお互いを理解しているカップルなんてありえないので、俺たちから見ると"ケンカをしないカップル=お互いの本性をまだ見せられていないカップル"に思えてしまう。
俺とBebeの共通の考えで、一生を共にする世界で一番のパートナーが夫婦だと思っているので、ケンカ中は辛すぎてハゲ散らかすかと思ったが今となっては幸せな結婚生活に必要不可欠なことではないかと思っている。