俺が英語嫌いになったキッカケ"A"と"THE"の使い方
俺は学校の授業が大嫌いだった。
特に英語なんて"日本で暮らし、日本の会社で働き、日本人の家族や友達と話す"俺にとって全く必要のないものだった。
(日本に来る外国人が日本語勉強してから来れば良いんだ、むしろ日本語を世界共通言語にしてくれれば良いのに)と本気で願っていた。
これだけ英語嫌いになったのには訳がある。
授業がわかりにくいのである。
中1で英語の授業が本格的に始まり、当初は未知の言語に興味津々だった俺だが、あっという間に嫌いになった。
理解が出来ずついて行けなくなり、興味を失ったのだ。
そのうちの1つがタイトルの"A"と"THE"である。
先生はこう言っていた。
『最初に出てきたら"A"、2回目からは"THE"を使いましょう』
教科書にもそのような説明がされていた。
その通りに従い、試験で図と共に
"Open □ door"という質問があったので
"A"と書いた。
すると間違っていたのだ。
(なんで?2回目じゃないのに…)
今回は当時の俺のような苦い経験をし、英語が嫌いになってしまった方向けである。
先生も教科書もややこしく言っているのでわかりづらいのだが、実は超簡単に使い分けることが出来るのである。
これさえ覚えておけば一生"A"と"THE"に悩まされることはない。
それがコチラである↓
"みんなが一斉に指させればTHE"
説明しよう。
1回目とか2回目とかは一切関係ない。
例えば10人そこにいたとして、全員にこう聞いてみよう。
『太陽ってどれ?』
みんな"あの"太陽に向かって指をさすはずだ。
だから"THE" Sun。
ドアが1つしかない部屋にいる場合
『Open "THE" door』と言えば、誰もが
(あぁ、このドアか…)と"共通認識"出来るはずである。
この"共通認識出来るか否か"が"A"と"THE"の違いなのである。
意外と簡単ではないだろうか?
ではこの写真を見て欲しい
この中に"THE"kidはいるだろうか?
答え:いない
全員"A"kid(それか全部ひっくるめて"kids")
では、もしこの中の1人が急に車道に向かって走り出したらどうだろう?
その場合は『Stop "THE" kid!!』と言っても大丈夫だ。
このようにさっきまで"A"だったのに急に"THE"になったりする。
こちらはどうだろう
明らかに"THE"な人がいる
共通認識さえ出来ていれば"THE"が使えるので、
例えば友達と2人で、ある男性の話をしていたとする。
そして偶然その男性が現れたら、
『This is "THE" guy』といった使い方も出来る。
最後は"THE ONE"である。
その1つ?
その1人?
THEが付いているのにちっともわからない。
これには2つ意味があって1つは上記のパターンで、元々話をしていた物(または人)のこと。
もう1つは"この世にたった1人の理想の人"という意味である。
ラブソングなどで良く『You are THE ONE』とか出てくる。
どうだっただろうか?
俺がこの法則を知ったときは心にあったわだかまりがスゥ〜と抜けスッキリした。
それと同時に(英語って意外と単純で簡単なんじゃね?)と思い始めたのである。
ちなみに最大級で"THE"と"est"をセットで使うのも同じ理屈であり、
『一番背が高いのは誰?』と聞けば『He is "THE" tallest』と指がさせるからである。
今は小学生でも英語が必修科目になり、先生方はますます"簡単にわかりやすく"教える能力が問われていると思う。
子どもたちの興味を削ぐような、教科書を読み上げるだけのクソつまらない授業は本当に止めて欲しい。