太陽は昇るものではなくて"そこ"にあるもの?英語スピーカーの感覚
俺が英語を学んでいく上でいくつか衝撃を受けたことがあった。
そのうちの1つがコレである。
(学んでも学んでも英語スピーカーとはそもそもの感覚が違うんだ…)
ということに気付かされた。
まずこれを英語で言ってみよう。
"太陽は東から昇って西に沈む"
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…
はい!終わり!
"昇る(rise)"とか"沈む(set)"はこの際あんまり関係ない。ただの動詞だからだ。
ここのポイントはfromとかtoのいわゆる前置詞ってやつである。
俺は普通に
"The Sun rises from the east and sets to the west"と答えた。
しかし答えは"in the east 〜 in the west"だったのだ。
なぜ"in"なのか?
それはネイティブの人は太陽が東(の方にある箱)から西(の方にある箱)に入っているイメージなのだ。
そもそも太陽自体は動いていない。
地球が太陽の周りをグルグルしているだけである。
なのでネイティブスピーカーからすると
"朝は東側に見える箱に太陽が入ってて、夕方になると西側に見える箱に入っている"
という感覚なのだ。
この"箱(らしきもの)に入っている"という感覚が"in"を使う理由である。
日本人からすると"東から、西へ"太陽が動いている感覚なのでfrom-toを使ってしまうかもしれない。
こういう感覚の違いを知ってから英語を学ぶことがもっと面白くなった。