ドジで不器用だが憎めないBebe
Bebeは頭が良いのにドジである。
天然ボケはしょっちゅうだし、不器用なので何か物を作るようなことがあると大抵面白いことをしてくれる。
俺からすると、思いもよらないところに着地するセンスがツボであり、日常を楽しくしてくれるので楽しいのだが、本人は最初の頃はかなり恥ずかしがっていた。
2人でポテチを食べていたときのこと、2人とも手を使って食べていたので食べ終わってすぐにBebeがウェットティッシュを取り出し、手を拭きだした。
するとすぐに俺の手も拭いてくれたのである。
さすがは相手の為に尽くす精神に富んでおり、生来のお世話好きであるフィリピーナ。
(やっぱり日本人とは違うなぁ凄いなぁ)と感心していた。
しかもチョイチョイと拭くのではなく、かなり念入りに拭いてくれるのだ。
指を1本1本、爪のすき間まで拭いてくれていた。
感心していたが、このとき1つ面白いことが起きていた。
拭かれながらニヤニヤしているとBebeも俺の異変に気付き、
『ん?どうしたの?』と聞いてきた。
俺『ずっと念入りに拭いてくれてありがとう、でも俺が使ってたのは"右手"なんだよね笑』
そう、Bebeはずっと俺の"綺麗な左手"を熱心に拭いていたのだ カワ(・∀・)イイ!!
それを聞いたBebeは( ゚д゚)ハッ!となり、向かい合っていたせいか、どっちが右でどっちが左かわからなくなり、俺と同じ方向に体を変え、
(こっちが右で、こっちが左か)と確認してから再度、さっきまで拭いていた俺の左手を確認し、『Oh,shit!(´д⊂)‥』と小声で言い、恥ずかしがり始めた。
俺からしたら、その親切心が嬉しかったし、そういうドジな面も見れて面白かったから全然気にしないで!と伝えたのだが、まだ恥ずかしそうにしていた。
それからはなるべくドジをしないようしないよう気を付けているのだが、それがまた更に違うところに着地したりして面白いのである。
昨日のお昼はBebeがお米を炊き、その間に肉やら卵やらの料理を作っていた。
料理が出来上がる頃になってもまだお米が炊きあがらないので俺が不審に思い炊飯器を見てみると蓋が開いている…
Bebeに『蓋が…開いているね…(゚A゚;)ゴクリ』というと
( ゚д゚)ハッ!となり、急いでお米をチェックしたが芯がバリバリ残っており、蓋を閉め忘れたことは明白であった。
『ウゥーゴメーン( TДT)』と言いながら俺の胸に飛び込んできた( T_T)\(^-^ )
(よしよし、思う存分俺の胸で泣きなさい)と思ったのもつかぬ間、
サッと離れて炊飯器にお水を足し、スイッチを入れ直すと
『This is your life!!hahaha!』(訳:私と結婚したからにはコレが一生続くんだよ!覚悟しな!ワハハ)
とすっかり開き直っているBebeであった。