Rich Philippines, Poor Japan

国際結婚を通していろいろと興味深いこと、面白いこと、文化の違い、考え方の違い、感情表現の違い、環境の違いなど様々なトピックを話し合ってきたので国際結婚されている方、これからされる方、したい方、そういった方々と経験や情報をシェア出来たらなと思います。

フィリピンでのドタバタ挙式!Part2 挙式の為にはカトリック教徒にならなければならない!?

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この記事はフィリピンでのドタバタ挙式!Part1 挙式日2ヶ月前なのに教会決まらず!?のつづきです。

 

Bebeのお母さんが見つけてくれたボロいカトリック教会から出された条件

『フィリピンに来てからで良いがセミナーを受けること。

それと"洗礼"を受け、彼もカトリック教徒になること

 

ビックリしたが背に腹は代えられない。

すでに招待状の制作は始まっており、誰をニノン、ニナン(詳しくはコチラ)にするかも決まっている。

俺がカトリック教徒にさえなれば全てが丸く収まるのである。

俺は決意した。

 

『"カトリック教徒"に!!! おれはなるっ!!!!!』

 

フィリピン到着後、早速"結婚"と"洗礼"に向けてのセミナーを受け始めた。

俺は瞬く間にカトリック教徒になるということをヒシヒシと自覚し始め、日本人の持つ汚れた考えとは永遠に分かつことを決めた。さようならジャパン。

 

 

なんてことはまるでなく、

学生時代のクソつまらない授業のようなセミナーに、開始10分で鼻くそをほじり始め、その10分後には講師に"それ"を飛ばし始めた。

学校は俺にとって"ベッド"の延長線上にあるものであり、寝てた記憶しかない。

部活と体育で疲れた身体を癒やすために寝、昼休みバスケをしては寝、そしてまた部活という名の戦場に立ち向かっていたのだ。

つまらない話を始められるとコトンッと机に突っ伏してしまう病気なのかもしれない。

しかし一番の原因はそんな難しいことを"英語"で説明してくるのである。

 

恐らく誰しもが

『こ、こいつ………無理だろ!』と思ったと思う。

俺もとてもじゃないが目を開けていられなかった。

 

そんなときに(仮)カトリック信者の俺に朗報が飛び込んできた。

 

Bebeの叔母が毎週行っている教会が挙式してあげるよ!と言うのだ。

実はこの教会はボーナゲン教会でカトリック教会ほど厳しくない上に、ここの牧師さんは現在も日本で牧師として働いている、"理解のある"牧師さんだったのだ。

その彼がうちらの状況を知り、快く承諾してくれたのだ。

 

すでに制作されていた招待状や、ボロいカトリック教会で挙げると伝えていた友人、親戚達には変更の連絡をした。

この時点で挙式の1週間前である。(゚∀゚)シビレルー

 

 

感謝の意とよろしくお願いします、を伝えに行く為にその教会を訪れた。

牧師さんを始め、牧師さん家族も優しく出迎えてくれ、式の段取りの話になった。

 

『新郎が先に入って待ってたら、新婦が入ってくるから!そしたらあとは指示するから大丈夫!』

 

 

とてもザックリしている。

 

 

俺たちは初体験である。

もう少し優しくして欲しい。

 

…まぁ、教会と牧師さんと新郎新婦が揃ってればなんとかなるか!

と謎のポジティブシンキングで教会を去り、まだウェデングドレスが決まっていなかったBebeとドレスを探しに行った。(←今書いてて思った。絶対ヤバイやつやん!笑)

 

お互いの両親とGroomsmen(新郎付添人)、Bridesmaids(新婦付添人)は事前に衣装を作ってあったのだが、何故かBebeのウェディングドレスだけ用意されてなかったのだ。

そこで繁華街まで出ていき、無事ドレスをレンタルし、準備が整ったのである。

 

しかしゆっくりもしてられず、お母さんの仕事を手伝ったり、日本から来た俺の両親やBebeの友達の日本人家族を片道5時間かけて迎えに行ったり、目をつけてた土地の買付に行ったりしていたらあっという間に挙式日前日になってしまった。

 

 

地方のフィリピンでは"挙式前日はそれぞれの家族と共に過ごす"という風習があるらしく、前日の夜に俺と俺の両親は違う場所に泊まりに行った。

そこは挙式後の2次会で使う予定のリゾートプールであり、泊まれるようにいくつか部屋もあるのだ。

俺ら家族とBebeの友達の日本人家族、わざわざマニラから参列の為に来てくれたBebeのイトコたちがそこに泊まることになった。

 

そして次の日はみんなで車に乗り、直接教会に向かうのである。

 

 

長くなってしまったので次回へつづく…