フィリピンでのドタバタ挙式！Part1 挙式日２ヶ月前なのに教会決まらず！？
俺とBebeはフィリピンで挙式を行った。
しかし日本のようにスムーズに行くはずもなく、フィリピンの洗礼を受けることになったのだ…
式を挙げる１年前、俺はBebeと共にBebeの実家を訪れていた。
両親は娘が日本人と付き合っていることは知っており、真面目に付き合っていることも知っていた。そして娘の性格上、その彼氏を家に連れてくるということは………というのも覚悟していたらしい。
俺とBebeの家族総出でジョリビー*1を食べに行く為に、車で３０分ぐらいのところにある街へ訪れた。
その街には"バシリカ"と呼ばれるカトリック教会の中でも古く、歴史があり、荘厳な、いわゆる総本山的なデカい教会がある。
スペインの世界遺産サグラダ・ファミリアもバシリカの１つである。
Bebeはこの街の大学に通っていたこともあるし、両親も子どもたちが病気になった際はこの教会に訪れ、お祈りをしていたぐらいBebeの家族にとって"特別"な教会でもある、と聞かされていた。
ジョリビーの前にこの教会に寄って行こうと言うので、俺はひそかにこの"特別な"教会で両親に『娘さんをください！』と伝えようと思っていた。
俺たちが教会に着くと、ちょうど１組のカップルが結婚式を挙げていた。
フィリピンでは邪魔さえしなければ誰でも結婚式に参加出来るので、俺たちは中に入って端っこの席で式が終わるのを待っていた。
式が終わり参席者たちが去るとみんながそれぞれ席に座り、目を閉じてお祈りをし始めた。
お祈りが終わったのを見計らってBebeが
『彼が言いたいことあるって』とみんなを集め、注目を集める中
『娘さんと結婚したいです。結婚を認めてもらえますか？』と聞き、
無事、両親公認の"婚約者"へとレベルアップしたのであった。
ちなみにこの教会↓
無神論者の俺でも（ここ神様いそうだな）と思うぐらいの雰囲気である
そういうこともあった為、俺とBebeも、Bebeの家族もこの教会での挙式を第一希望にして動き始めたのだ。
しかしルールに厳格なカトリック教会で、カトリック教徒ではない日本人が式を挙げるのは予想以上に難しかったのである…
俺たちが日本へ帰国した後、結婚式について調べたり、聞いたりと動いてくれていたのはBebeのお母さんであった。感謝感激雨あらしである。
まずバシリカに言われたこと。
バ『その日本人はカトリックの"洗礼"を受けているのか？』
母『ノー』
バ『じゃあダメ』
である。非常に厳しい。
そこでお母さんは次の手を打った。
バシリカに毎週通っており、ボランティアで教会の為に奉仕しているイトコ（Bebeの叔母）に直談判し、交渉してくれるように掛け合ったのだ。
バシリカ内でも有名な叔母からの頼みということもあり、なんと！特例として許可が出たのだ。
しかし１つだけ条件が出された。
バ『"結婚"とは人生で一番大事な決断である。カトリック教徒であれば重々承知だと思う。しかし非カトリックの日本人は知らない。そのため、"挙式日の１ヶ月前に教会に来て、我々が施すセミナーを受けなければならない"』
工ｴｴｪｪ(´д｀)ｪｪｴｴ工
これには参った。
なぜかと言うと、のんびり屋な上に"結婚式の段取り"をなめていた俺達は結構ギリギリ（日本だったら手遅れのレベル）で準備をし始め、この時点で挙式予定日の２ヶ月前だったのである。(о´∀`о)ﾃﾍﾍﾟﾛ
元々１ヶ月の休みを取る予定で航空券も取っており、仕事も休む予定であった。
この条件では航空券を取り直し、約２ヶ月間仕事を休まなくてはならなくなる。
悩んだ挙げ句、泣く泣くバシリカでの挙式は諦めたのである。
そして時間も無い中、Bebeのお母さんが近くのカトリック教会を探し回ったが、やはり話が急なのと俺が非カトリック教徒ということで見つからずにいた。
…が！遂に１つの教会がOKという返事をくれたのである。
お母さん曰く、
『結構ボロいけど、しょうがない。ここに決めちゃったよ！』とのことだった…
しかしまた条件が出されたのだ。
教『フィリピンに来てからで良いがセミナーを受けること。
それと"洗礼"を受け、彼もカトリック教徒になること』
工ｴｴｪｪ(´д｀)ｪｪｴｴ工
である。
つづく
