Rich Philippines, Poor Japan

国際結婚を通していろいろと興味深いこと、面白いこと、文化の違い、考え方の違い、感情表現の違い、環境の違いなど様々なトピックを話し合ってきたので国際結婚されている方、これからされる方、したい方、そういった方々と経験や情報をシェア出来たらなと思います。

Bebeが車の試乗!Uターン VS Iターン?

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フィリピンで運転免許証を取るにはどうすれば良いか。

 

教習所に通う?

 

No

 

我流で練習して一発試験に合格する?

 

No

 

お金を払えばもらえる?

 

 

Yes(,,゚Д゚)エー

 

※もちろん日本のように教習所に通い正式に取る方法や一発試験のようなものある

このケースはお金が物を言うフィリピンならではのダークサイドな話である

 

 

日本での仕事の関係上、会社から車が支給され、運転をせざるを得ない状況だったBebe。

 

Bebeが完全な非合法ペーパードライバーであることを知った俺は、

そんなドライバーが野に放たれるのを防ぐため、

近くのだだっ広い駐車場で2週間にも及ぶ運転教習を施した。

 

その甲斐もあってか縦列駐車以外のことは一通り出来るようになり、

職場にも安全に通えるようになった。

 

 

ある日、Bebe、俺、俺の友達と遊んでいるときに、

友達が新しいモデルの車の試乗をしたいと言い出した。

 

最初は彼が運転していたが、そのうちBebeも運転してみたくなったのか

『ワタシもウンテンしたい( ゚∀゚)・∵.』と言い出した。

 

試乗する際は、お店のスタッフの方が助手席に同乗して道案内や車の説明等をしてくれるが、その方はとても親切丁寧で優しい方だった。

 

その優しいお兄さんに俺が

『彼女はほとんどペーパードライバーなんですけど大丈夫ですか?』

と尋ねると、快くOKしてくれた。

 

意気揚々と運転席に着くBebe。

礼儀正しくフレンドリーな性格なので、誰にでも挨拶と簡単な自己紹介を欠かさないが、英語なのでお兄さんは苦手なのか恥ずかしいのか日本語で『よろしく』と言うだけだった。

 

 

フィリピン人の性質なのかわからないが、

ろくな操作方法も知らないまま発進しようとする。

 

シートもミラーも合わせず、パーキングブレーキの解除方法も知らないのに何故かドライブに入れて発進だけはしたがっている。

 

俺が落ち着かせると、優しいお兄さんが一個一個説明してくれる。

ただし英語では説明出来ないので俺が簡単に通訳して説明した。

 

脳天気な友達は隣で笑っている。

 

心配はしていたが、運転し始めると意外と普通に運転出来ていた。

お兄さんも友達も『なんだ普通に運転上手いじゃん、全然大丈夫だよ』なんて言うので本人もまんざらではない様子だった。

 

最後は高架下の幹線道路をUターンしてお店に戻るので、お兄さんが

『じゃあそこUターンしてください』と言ったので

右折車線に入り、誰しもがUターンすると思った矢先とんでもないことが起こった。

 

なんと自分が走っていた右折車線に戻ろうとしたのだ。

 

俺が慌てて

『そっちじゃない!!そっちじゃない!!』

と日本語で言ったが、速い日本語は聞き取れず

『え〜ナニ〜?なんてイタノ〜?(゚∀゚)?』

と呑気に聞き返すが、その間にも車は"U"の字を過ぎ"I"になりかけている。

するとさっきまで優しくシャイだったお兄さんが

 

『NO!! NO!!! NOOO!!!!!』

 

『LEFT!! LEFT!!!!!』

と叫び始めたのだ笑

 

 

やっと戻るべき道がわかったのか、Uターンすることに成功したが、

お兄さんは全身に変な汗をかいたと思う。

 

 

本人は特に気にした様子はなく

『Thank You!!!( ゚∀゚)o彡°』

と言い残しお店をあとにした。

 

友達は

『ジェットコースターより面白かった!また行こう!』とご満悦だった。