太めのキューピッドが繋げた恋
この記事は名曲STAND BY MEで始まる恋のつづきです
暖が取れてきて、ウトウトし始めたときに驚くべきことが起こった。
なんとパーカーの下でクールビューティーの左手が俺の右手を握ってきたのだ。
ウトウトしていたのであんまり覚えていないが、驚きと同時にフワぁ〜と幸せな気分になったのだけは鮮明に覚えている。
ちなみにクールビューティー本人は完全に寝ていて覚えていないと言っている笑
それから数日が経った頃、ふとファニーが聞いてきた。
フ『1つ真面目な質問があるんだけど、クールビューティーのことどう思ってる?』
俺『可愛いし綺麗だし優しいし良い子だなと思ってるよ』
フ『ん〜〜〜………』
俺『何?どうかしたの?』
フ『………よしっ!わかった!』
フ『彼女はあんたのこと好きなんだって!!』
俺『は!?( ゚д゚)ポカーン』
フ『この間の海で好きになっちゃったらしいよ!!』
フ『あんたはどうなの?好きなんでしょ?』
俺『え?あぁ…まぁ…でも…』
フ『今、彼女のクラスルームであんたのこと待ってるからさっさと行ってきなっ!!』
俺『え?でもクールビューティーってレズで結婚してて子持ちなんじゃ…』
フ『何バカなこと言ってんの!!全部ウソだよ!』
フ『毎回毎回生徒に言い寄られるからそうやってウソついてるんだよ!』
俺『えー( ゚д゚)ポカーン』
フ『とっとと行ってきな!あんたが告白しに来るって言って待たせてあるんだから!』
俺『えーーー!』
こうして無事"恋人" になることが出来ましたとさ。
後々になって驚いたことは
なんと
ファニーはそんなこと一言もクールビューティーには言ってなかったこと
つまり俺とクールビューティーの性格上、お互いガツガツ行く方ではないが相性は良さそうだということに気付いたファニーの判断で俺が踊らされたということ。
告白がしやすいようにあたかも、クールビューティーはもう全部知ってるよ!だから安心して告白しな!っていうウソまで付いて…
さらにさらにファニーに感謝していることが、、、
これも後々クールビューティーから聞いた話だが
なんと
実はファニーも俺のことが好きだったとのこと
ということはまるで一青窈の"ハナミズキ"のような状況だったわけで、、、
僕の我慢がいつか実を結び
果てない波がちゃんと止まりますように
君と好きな人が百年続きますように
彼女抜きでは今の自分達はないので本当に感謝している。
そんな彼女とは学校卒業後も会ったりいまだに連絡を取り合ったりしている仲である。
学校には3ヶ月の滞在予定だったが居心地も良かったので結局4ヶ月いた。
途中からスピーキングテストの結果はどうでも良くなって気にしなくなったが、最終的には40点にまで上がっていて、卒業式のときに表彰された。
この4ヶ月で色々なことが起きた。
危ない目に遭うこともなく無事過ごせ、英語もマシなレベルにはなったと思う。
志の高い学生から会社経営者、ワーホリ予定者、世界一周中バックパッカーなどたくさんの面白い人たちに会った。
そしてなによりフィリピン人の彼女が出来た。
卒業後はオーストラリアに行く予定だったが(詳しくはコチラ)
早ければ翌年、日本に行けるかもしれないということでオーストラリア行きは止めることにした。
とりあえずこれで"フィリピン留学編"、"馴れ初め編"は終わりにしたいと思う。
次回は"来日編"にでもしようかな